902話簡易考察「その2」
ケーキの効果が何もなかった(ように見える)展開はある意味正しい流れだったと言える理由の説明


サンジは海上レストランでクリーク達を助けた過去がある。

最初からワンピースを読んでいる読者は覚えているだろう。

あの一件は美談のように描かれているが、個人的には昔からかなりモヤモヤしていた。

敵だろうと腹が減っている人を放ってはおけない信念の持ち主と言えば聞こえはいいが、自らの信じてるものの為に敵を助け仲間を平気で危険にさらす男と言えば同じ意味でも随分違って聞こえるだろう。(自分は作中でどう描かれていようと後者として捉えていた)

今回のオチはサンジの信念の後者の意味が強調された形と捉えることができる。これでおあいこ。

だが一つ以前とは大きく進歩した側面がある。

それは大勢の人々(トットランドの住人)を救ったことである。

………一味(読者)にとってそれは意味のないことだって?

それはそうだが、少なくともクリークの時よりは遥かにマシである。あっちは本当に厄介な敵をただ助けただけ。

ドラゴンボールの話だが悟空がセルに仙豆をやってその結果ピンチを招いたことがあった。

それについて悟空はピッコロに厳しい指摘をされて途中で反省した。

つまりサンジはその悟空に近いポジションにいるわけである。

この先反省するかどうかは微妙だと思うが、これがサンジというキャラというを表すのが今回のケーキの真の意味だったことになる。

つまり以前の展開やキャラの視点で見るとこのサンジ中心で始まったWCI編のラストは何もブレてない。問題があるならそこに行き着くまでの演出にあったといえる。

途中でストーリーを変更した可能性もあるが、それについては詳細が明らかになってからじっくり取り上げます。